日本人が知らないバイオリニスト

好きなバイオリニストのことを書きます。内容はすべて主観です。

2018-06-20から1日間の記事一覧

胡乃元

胡乃元が日本でだけ知られてないのも理解に苦しむ現実です。 胡乃元はジョゼフ・ギンゴルトの弟子。つまりウジェーヌ・イザイの流れを汲む正統派のプレイヤーです。 地元の台湾ではもちろんブッチギリの人気です。 世界の映画好きには2001年の「ニューヨーク…

レイ・チェン

レイ・チェンの名声は輝かしい受賞歴にとどまらず、史上最年少の27歳でユーディ・メニューイン国際コンクールの審査員を務めるなど突き抜けたものがあるのですが、なぜか日本では知られていません。 モーツァルト:バイオリン協奏曲第3番・第4番、バイオリン…

ピョートル・ストリャルスキー

ピョートル・ストリャルスキーほどの偉人についてにわか仕込みで語るのは無謀なことと知りつつ、偉人なのにネットには日本語の情報がほとんど出ていないのでざっくり紹介します。 ピョートル・ストリャルスキーとは? ピョートル・ストリャルスキー(Pyotr S…

ディラーナ・ジェンソン

ディラーナ・ジェンソンは、「ヤッシャ・ハイフェッツ以来」と呼ばれる実績に比べて、日本ではあまりに知られていないと言うべきでしょう。 ショスタコーヴィチ:バイオリン協奏曲第1番/バーバー:バイオリン協奏曲 Dylana Jenson, Violin (Amazon) Dylana …

ダニエル・ハイフェッツ

ダニエル・ハイフェッツほどの重要人物が日本で知られていないのはちょっと異常事態だと思います。30年以上のキャリアがあり、ハイフェッツ国際音楽大学の創始者で、今も上海アイザック・スターン国際バイオリンコンクールの審査員を務めているのですが。 チ…

セルゲイ・クリロフ

なぜか日本でだけ知られてないバイオリニストと言えば、セルゲイ・クリロフが代表格ではないでしょうか。 ロストロポーヴィチが「セルゲイ・クリロフは現代のバイオリニストでトップ5に入る」と絶賛したことでも知られる人なのですが。 モーツァルト:バイオ…

ジェニファー・パイク

ジェニファー・パイクは26歳という若さですでに渋みと上品さのある録音をいくつも残し、各国の作曲家から愛されている人なのですが、残念なことに日本ではあまり知られていないようです。 ドヴォルジャーク/ヤナーチェク/スーク:バイオリン&ピアノ曲集 …

サバディ・ヴィルモシュ

サバディ・ヴィルモシュは日本でもコアな人気がある人ですが、親日ぶりと演奏の素晴らしさから言えばもっと日本で人気があっていいはずです。 イニャス・プレイエル:バイオリン協奏曲、セレナーデ iTunesで見つけやすくてヴィルモシュの魅力がよくわかる一…

アンナ・カタリナ・クレンツライン

バイオリンと言えばクラシックですが、バイオリニストの仕事はクラシックのほかにもあります。 たとえば、映画音楽。『シンドラーのリスト』のメインテーマはイツァーク・パールマンが演奏しています。 あるいは、ポピュラー。さだまさしは鷲見三郎の弟子で…

ダニエル・ロザコヴィッチ

ドイツ・グラモフォン契約演奏者の中で当世最年少のダニエル・ロザコヴィッチは、若いだけでなくすでにきわめて個性的なスタイルを持っていて、順当に行けば「21世紀のハイフェッツ」と呼ばれるのも時間の問題ではないかと思います。 大まかなプロフィールに…